通常、紙で管理される工事情報などをデジタル上で一元管理し、人・モビリティの両方で活用可能
VIPSには、あらかじめサービスレーン*やその他構造物等、空港内の地図情報が登録されています。その中に、工事や故障車の停車といった通行不可・禁止エリアなどの動的情報を適宜登録することができます。
こうしたVIPSの情報はタブレット上で人の目でも確認・利用することができるほか、自動運転モビリティの運行基盤としてHDマップとともに活用することで、走行車線の変更や、サービスレーン等走行しにくいエリアの回避など、より安全な走行ルートを選定・走行することができます。
現在、工事情報などは紙で管理されるケースがほとんどですが、こうした情報をVIPSでデジタル管理することにより、現場で働く従業員の業務の効率性・利便性向上に貢献します。
*航空機走行経路をまたぐ走路のこと
VIPSが解決するユースケース
VIPSは以下のようなユースケースに対応し、空港管理会社のほか、エアライン、モビリティメーカー、グランドハンドリング会社などの事業会社をターゲットとした課題の解決を提案していくことを目的としています。情報の配信先は自動運転モビリティ、事業者、空港管理者を想定しており、ユースケースにより必要に応じた情報を必要なユーザーに配信します。
ユースケース案 | 情報の配信先 (ユーザー) |
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交差点等に存在する死角領域内のカメラ情報を使った障害物情報の提供 | モビリティ・事業者 |
トーイングトラクターの位置と運搬中のコンテナの位置・大きさ情報の提供 | モビリティ・事業者・空港管理者 |
カメラからのサービスレーン監視情報の提供 | モビリティ・事業者 |
通行禁止エリア情報の提供 | モビリティ・事業者・空港管理者 |
グランドハンドリング機材待機エリアの状況配信 | モビリティ |