ダイナミックマップ基盤株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:稲畑 廣行、以下「当社」)は、株式会社三菱UFJ銀行(本社:東京都千代田区、取締役頭取執行役員:半沢 淳一)及び株式会社商工組合中央金庫(本部:東京都中央区、代表取締役社長:関根 正裕)等との間で、「ソーシャルローン」によるシンジケーション方式の実行可能期間付タームローン契約(以下「本ローン」)を本日締結いたしました。
また、当社は生産性向上特別措置法に基づく革新的データ産業活用事業の認定を受けており、当該認定に基づき、独立行政法人中小企業基盤整備機構(本部:東京都港区、理事長:豊永 厚志、以下「中小機構」)が本ローンにおける借入元本の50%を保証する契約を締結しております。
当社は、中長期ビジョンとしてSociety 5.0※1に貢献する高精度位置情報基盤の実現を目指しており、自動走行や先進運転支援システムに加え、インフラ維持管理システムや防災・減災システム等にも活用できる、高精度3次元地図データ(以下「HDマップ」)の整備を進めています。本ローンにて調達された資金も同様に、Society 5.0に資するHDマップの整備に充当され、社会課題解決に貢献する予定です。
なお、本ローンについては、株式会社日本格付研究所(JCR)より、ローン・マーケット・アソシエーション等※2が2021年4月に策定したソーシャルローン原則に適合したソーシャルファイナンスであるとの第三者評価を取得しております。
■本ローンの概要
- 契約締結日
- 2021年6月28日
- アレンジャー/エージェント
- 株式会社三菱UFJ銀行
- ジョイントアレンジャー
- 株式会社商工組合中央金庫
- 組成金額
- 40億円
- 資金使途
- 高精度3次元地図データの国内カバレッジ拡大
- 貸出人(五十音順)
- 株式会社山陰合同銀行、株式会社商工組合中央金庫、株式会社名古屋銀行、株式会社八十二銀行、株式会社三菱UFJ銀行
- 中小機構の保証割合
- 借入元本の50%(20億円)
■プロジェクト詳細
適格プロジェクト | ソーシャルローン原則上の分類・対象 |
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高精度3次元地図データの国内カバレッジ拡大 |
プロジェクト分類
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■高精度3次元地図データ(イメージ)
- ※1:サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)。
- ※2:欧州、中東、アフリカのシンジケートローン市場の流動性、効率性、透明性を改善することを目的とした協会。英国に本拠地を置き、欧州・中東を中心に60ヶ国以上約630機関が加盟するLoan Market AssociationとAsia Pacific Loan Market Association、Loan Syndications and Trading Associationの3社を指す。