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羽田空港におけるANA大型電気自動運転バスの試験運用にて高精度3次元地図データが活用されました

2021.04.22ニュースリリース
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国土交通省 航空局では、航空イノベーションの推進及び地上支援業務の省力化・自動化の実現に向けて、空港の制限区域内における自動走行の実証実験を2018年度より実施しています。2020年度には自動走行の実現に必要となるインフラやルールについての検討が重ねられてきました。

上記一環として本年2月に全日本空輸株式会社(以下、ANA)が実施した大型電気自動運転バスの試験運用に、当社の高精度3次元地図データが採用されました。

■背景

現在、我が国の空港では、訪日旅客4,000万人時代に向けて積極的な機能強化が進められている一方で、生産年齢人口の減少に伴う労働力不足が顕在化しており、供給面での制約が懸念されています。航空局ではこの課題に対応するため、官民が役割分担しながら、IoT、AI、自動化技術等の先端技術を活用した航空イノベーションを推進し、今後の航空輸送の拡大を支えていく方針としています。特に旅客や手荷物などの各分野において、2020年度までに省力化技術を導入することを目標としており、その取組の一環として空港の制限区域内における自動走行の実証実験を実施しています。

■実証実験について

ANAは、BOLDLY株式会社、先進モビリティ株式会社、ビーワイディージャパン株式会社の協力のもと、2021年2月1日から12日までの間で羽田空港の制限区域内において実証実験を実施しました。実際にオペレーションに従事する従業員を対象に、制限区域内を大型電気自動運転バスが走行(自動運転レベル3相当)するのは国内初となります。本試験運用では、自動走行用に試験的に作成した高精度3次元地図を使用し、走行の安定性を向上させることに加えて、他の空港内交通への影響など様々な観点から運用面での検証を行い、今後に向けた課題整理や具体的な業務設計につなげていきます。

大型電気自動運転バス

■本試験運用における当社の役割

当社は、航空局の指導のもと羽田空港における第1、2ターミナル車両通行帯の高精度3次元地図を作成しました。本試験運用では、このうち第2ターミナルの車両通行帯における高精度3次元地図データが使用されました。

実施期間
:2021年2月1日~12日(土日除く10日間) 9:00~17:00
実施場所
:羽田空港第2ターミナル制限区域内
使用車両
:ビーワイディージャパン株式会社の「K9RA」をベースに改造した、57名乗りの大型電気自動運転バス(2020年1月羽田空港での実証実験と同一のバスを使用)
搭載機器
:自動操舵装置、EBS(Electronic Brake System)、GNSS受信機、ジャイロセンサ、各種障害物センサ、走行制御コンピュータ、認識処理コンピュータ 等

今後も当社は、高精度3次元地図データの提供を通じて、航空局の推進する航空イノベーションへ貢献するとともに、空港の安心・安全・利便性の向上に寄与すべく努めてまいります。

<参考情報>

(参考1)国土交通省航空局 空港制限区域内の自動走行に係る実証実験について
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk9_000023.html

(参考2)全日本空輸株式会社 国内初!大型電気自動運転バスによる従業員移動の試験運用を羽田で実施~2021年内の旅客輸送の試験運用および2025年における無人自動運転の実用化をめざします~
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202102/20210201.html